チューブ状裸端端子冷間圧延配線端子の一種で、主に電線端末の接続・固定に使用されます。通常は銅材で作られ、表面には導電性と耐腐食性を高めるために錫または銀メッキが施されています。チューブ状の構造で、露出した電線を直接包み込み、圧着工具で締め付けることで安定した接続を形成します。プレ絶縁端子とは異なり、裸端子は外層を覆う絶縁材がないため、特定の用途では他の絶縁対策と併用する必要があります。
コア機能とアプリケーションシナリオ

·1. 電気安全
チューブ状の裸端は複数の電線を1つに圧着することができ、緩んだ銅線による短絡のリスクを回避します。特に、高密度配線シナリオ(自動化機器、電力制御キャビネットなど)に適しています。

·2. 導電性と信頼性
銅素材は優れた導電性を備えており、産業機器、電力システム、自動車用ワイヤーハーネスなど、高電流伝送を必要とする用途に適しています。
·3. 普遍的な適応
電線の断面積に応じて異なる規格(EN4012、EN6012など)を選択でき、0.5mm²から50mm²までの電線に適応し、多様なニーズに対応します。
選択と設置のポイント
仕様の選択:モデルは、ワイヤの断面積と挿入深さ(ENシリーズなど)に応じて一致する必要があります。たとえば、EN4012は、ワイヤの断面積4mm²と挿入長さ12mmに相当します。
圧着工程:
確実な圧着を確実に行うために、プロ仕様の圧着ペンチ(ラチェット工具など)を使用してください。
被覆を剥がす長さは、電線が端まで完全に挿入され、銅線が露出していないことを確認するために正確でなければなりません。
環境適応: 絶縁が必要な場合は、追加のスリーブまたは絶縁済み端子を使用する必要があります。
代表的な製品例
·EN4012 管状裸端を次のように使用します:
材質:T2紫銅、表面は錫/銀メッキ。

適用電線:断面積4mm²
・応用:
産業用制御盤、電力機器の配線に関する注意事項
取り付ける前に、導電性に影響を与える異物を避けるために、ワイヤと端子の内部を清掃する必要があります。
圧着後は接触不良を避けるために接続部分が平らになっているか確認する必要があります。
湿気やほこりの多い環境では、絶縁テープや保護カバーを使用する必要があります。
投稿日時: 2025年3月1日